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ペットの飼い主の品格

ライフスタイル

人とペットが幸せに存していくためにはどうしたらいいんだろう? ―そんな疑問を考えていくこのブログでは、現在犬のタロー君を溺愛中の水月さんが、人とペットの関係をいろいろな角度から考察していきます。今回は、「人と犬の快適な住まい」について考える、その第2弾!

ライター紹介

水月 里(みづき さと)
エディター&ライター。3年前、ミニチュア・シュナウザーのタロー(オス・現3歳)を家族に迎える。以来、「犬をとりまく環境や犬と人の幸せな共存」がライフテーマに。散歩コースは、林試の森公園(目黒)と、時々城南島のドッグラン。好評発売中の『叱らない,叩かない 愛犬の困った問題を解決する「言葉」の処方箋』(犬専門カウンセラー 佐藤真奈美著 河出書房新社)の編集を担当。現在、犬育て真っ最中。
水月 里(みづき さと)

マンションで飼いやすい犬

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犬を飼うと世界が広がるよ!

「犬なんて飼ったら、それで満足して子供なんて欲しくなくなるからやめなさい」

 

出産リミットを迎えようとしている私への、周囲の女性たちの反応がほとんどいっしょだったことに驚きつつ、それならそれでもいいやとタロー(ミニチュアシュナウザー・3歳)を迎え入れたのが3年前。

世間の意見は貴重かつ正しい! ただでさえ薄かった出産意欲はすっかり消え失せ、今では、はばかることなく、タローを「うちの息子です」と紹介しまくり。公園で会う犬仲間たちからは、「タローママ」と言われ、案外それがうれしかったりする日々…。

 

「子供がいると世界が広がるよ」

出産経験を持つ女性たちからよく言われた言葉、犬を飼っていない人たちにそっくりそのまま返します。

「犬を飼うと世界が広がるよ!」

犬を飼う前に……、「ちょっと待った!」

マイホームを買ったら犬を飼いたいという人、とても多いです。それは、私も大賛成! 絶対おすすめです。でも、ちょっと待って。飼う前に、犬に関する知識をある程度持ってから飼ってほしいということを、声を大にして言いたいんです。

犬と暮らせるマンションや犬と楽しめるパブリックな場所が増え、国内旅行はもちろん、犬といっしょに海外旅行にだって行けるなど、愛犬家にとっていい方向に環境が大きく変化しているいっぽうで、殺処分される犬の数は激増、そのうちの半分が、飼い主の持ち込みによる処分という悲惨な現状も。

犬を飼うハードルが低くなった分だけ、犬に関する知識も飼う覚悟もないままに、なんとなく、または衝動的に飼い、そして安易に犬育てを放棄する人が増えているということなんだと思う。

こういう現状を少しでも改善して、かわいそうな犬を減らすために有効なこと…、それは、安易に犬を飼う人を減らすこと、自分の住環境やライフスタイルに合った犬種を選ぶことじゃないかと思うのです。

たとえば、マンションのような集合住宅に住んでいるなら、比較的「吠え」が少ない犬(狩猟犬ではなく愛玩犬として飼われてきた犬)のほうが、「吠え」の問題になりにくいとか、仕事で1日中犬を留守番させなくてはいけないなら、ひとりでいることがそれほど苦にならない性格の犬を飼ったほうがいいとか、散歩の時間があまりとれないなら、短時間の散歩でも大丈夫な犬を飼ったほうがいいとか…。犬種ごとの性質や習性を知っていれば、想定できるトラブルは、ある程度、事前に回避できるはずなのです。

こういうことを事前に知り、自分たちと同じように感情を持ち命ある犬たちを家族の一員として迎えるという覚悟を持たずして衝動的に犬を飼うのは、どうかやめてほしい。

マンションで比較的飼いやすい犬

マンションでの、ペットに関する苦情ナンバー1は「吠え」なのだそう。そこで、「吠え」が少ないと思われる犬種を中心に、専門家にうかがったり専門書を読んだりして、独自調査をしてみました。そして導いた結論は、マンションで飼うなら、以下の条件の犬を選ぶのが無難、ということ。ただし、10人10色ならず、10犬10色ですから、個体差があるのはあたりまえ、ということはご了承くださいね。それから、犬種は、スタンダードなもの、最近の人気犬にある程度絞ってみました。

 

1)10kg前後以下の小型犬

ペット可のマンションが増えているとはいえ、エレベーターの中では抱くかキャリーバッグなどに入れること、敷地内では排泄をさせないこと、といった条件付きのところがほとんど。ということは、敷地を出るまで抱えていなくてはならないと考えると、小型犬にしたほうがトラブルは避けやすいですね。

 

2)愛玩犬として飼われてきた犬

犬の「吠え」に関する苦情は、ペット可のマンションでもついて回るもの。犬は、人が目的や用途によって作り出してきた歴史があり、愛玩犬、鳥猟犬、獣猟犬、牧羊犬、作業犬といったように分類されています。ペットとして飼われてきた愛玩犬は、仕事を課せられてはいませんから、吠える必要はありません。でも、狩猟という仕事を担って来た犬は、吠えることはとても重要。ということは、マンションのような集合住宅で飼うなら、愛玩犬のほうが適していると考えるのが無難ですね。

小型の愛玩犬

● キャバリア(確かにどの犬もおとなしく、吠えているキャバリアを見たことがない)

● トイ・プードル(おとなしい子が多い)

● シー・ズー(間違いなくおとなしい)

● パピヨン(よく吠えるパピヨンを見たことはない)

● イタリアン・グレーハウンド(体格と同様吠え声も華奢。問題なし)

● パグ(よく吠えるパグを見たことがない。ただし飛行機に乗せられない犬種のひとつになってしまったのが痛い)

● フレンチブルドッグ(パグと同様)

● ヨークシャー・テリア(小さいけどチワワと同様よく吠える)

● チワワ(けたたましく甲高い声で吠えるチワワが多い気がする)

● ポメラニアン(チワワ同様けっこう吠えるという印象のほうが強い)

 

上記の中で、マンションで比較的飼いやすい犬は、キャバリア、トイ・プードル、シー・ズーパピヨン、イタリアン・グレーハウンド、あたりではないでしょうか。

ちなみに、チワワ同様大人気のミニチュア・ダックスフンドは、愛玩犬ではなく獣猟犬の分類。どちらもよく吠える犬以外私は知りません。それは、人気犬種だったため、日本で大量に生産されたゆえの副作用によるものとも言われているそう。うーん、私はこの2つの種類の犬をマンションで飼うことは、あまりおすすめしないかな。

体臭が少ない、抜け毛がないこともポイント

ちなみに、体臭が少ない、抜け毛がほとんどない小型の愛玩犬は…

 

● シー・ズー(体臭も抜け毛もほとんどない)

● トイ・プードル(体臭も抜け毛もほとんどない)

● イタリアン・グレーハウンド(体臭も抜け毛もほとんどない)

● パグ(体臭はほとんどないが抜け毛はある)

● パピヨン(体臭はほとんどないが抜け毛はある)

 

愛玩犬の分類ではないですが、ミニチュア・シュナウザーは、体臭も抜け毛もほとんどないです。うちのタローはこの犬種。家が汚れないのは本当にラク。ただ、タローはオスということもあり、番犬気質が強くけっこう吠えます。タローなりに吠える理由があるのがわかるので、私は「吠え」にそれほど神経質になってはいないのですが、マンションで飼うのは避けたほうがいいかも? 利口だし人の言葉の理解力が優れているので、本当はすごくおすすめの犬種なんですけどね。

 

さて、こんなふうに書いてはみましたが、うちの犬はチワワだけどすごくおとなしいよとか、こんな犬種も案外いいよとか、猫もおすすめだよとか、マンションで犬や猫を飼うのはやめるべき、といった意見もきっとあると思います。ぜひお寄せください。そして、犬と人の幸せな共存の実現、ペットのいる暮らしについて、いっしょに考えていきませんか? 

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コメント一覧

bluecatsさん
  • 2010年01月21日 15:49

こんにちは。

率直に言わせていただくと、もう少し犬種についてよく知ってから書いたほうがいいのでは?
仕事をさせる目的で作りだされた犬がすべて、吠えることを要求されていたわけではないです。
猟犬とひとくくりに書いていますが、自分で狩りをする種類もあれば、吠えずに獲物の場所を教える、
回収する種類もいます。吠えて獲物を追いかけ、捕まえるタイプがダックスフントなどですが。

パピヨンは、「スピッツタイプ」の犬です。ポメラニアンと同様、ほっておけばよく吠えます。
近隣のパピヨンはギャン吠えすることが多いです。訓練性は高いのにもったいないですね。
小型犬の飼い主は概して、困ったらだっこが基本のようですが、人間社会で暮らすなら
最低限(吠えない、飛びつかない、やたらどこでも排泄しない)のしつけをしてください。
犬は好きですが、空気を読めない傍若無人のふるまいをする犬には閉口します。

のんさん
  • 2008年08月26日 09:24

こんにちは。フレンチブルドッグと暮らしている「のん」と申します。
衝動買いする人、多いですよね。そのあげくの飼育放棄など、
里親募集サイトを見て、しょっちゅう腹を立てています(苦笑)。
「近所から苦情が出て飼えなくなった」とか、だったら引っ越せ、
苦情が出ないように躾しろ、と思います。
うちは多頭飼いをしたいのですが、今のマンション規約で1頭しか飼えません。
買い替えも考え、物件も見に行ったのですが、条件はどこもほぼ同じ。
たまに2頭までOKと合っても犬種でひっかかったりします。
その犬種の設定がまたむかつきます。
フレンチはほぼ吠えないし、動きものっそりしているので、
騒音の被害はほとんどありません。
性格も温和で、すごくマンション向きです。
なのに、もっとうるさい、例えばジャックラッセルテリア(大型犬並みの運動力と
攻撃性の持ち主。狩猟犬なので当然吠える。吠え声も大型犬並み)なんかは
OKになっている点です。
ただ単に体重だけで線引きしているようです。
犬種に対する理解をマンション業界ももっと深めて、考慮してくれれば
トラブルも減り、マンション市場も活性化すると思うんですけど!
あと、飼う際に気をつけてほしいのは、病気やトリミングなど、お金の問題。
プードルは飼いやすい犬種ですが、こまめなトリミングが必要です。
シュナウザーもそうですよね?
意外にこの料金が払えないという人って多いみたいです。
見た目の問題だけではなく、皮膚のケアでもあるトリミングは
ケチっちゃいけないんですけどねえ。
ちなみにフレンチはアレルギーなど病気が多いです。
まあ、どの犬種でもいろいろあるんですよね、生き物ですから。
要はどんな犬でも、最後まで愛情を持って終生飼育できる覚悟が
あるかってことだと思います。

もやもやさん
  • 2008年07月28日 12:43

参考になりました。

水月 里さん ライター
  • 2008年07月25日 14:59

暑いです。こんな日は、犬たちもぐったり。朝の散歩、今7時に早めているのですが、それでも人は汗だく、犬はハアハア、歩くのをいやがっています(笑)。それでも、木々が茂る公園で土の上を散歩できる環境にいる犬たちは幸せ。公園がなく、アスファルトの道路が散歩コースの犬たちには、過酷な季節。環境って、本当に大事です。夏が来るたびにそう思います。

水月 里さん ライター
  • 2008年07月24日 16:22

書き込み、ありがとうございます。猫バージョンは今度いろいろ調査して、ご報告しますね。ハママツオさんのおっしゃる通り、ポメラニアンも、どちらかというと吠えるほうかもしれないですね。毛もけっこうぬけますしね・・・。トイプードルは、おーばさんのおしゃる通り、すごく飼いやすい犬のひとつ。毛が抜けないし、比較的おとなしいし。それに、見た目も本当にぬいぐるみみたいで、私も好きな犬種のひとつ。ただ、おーばさんは散歩はあまりしなくてもいいとおっしゃっていたけど・・・、おーばさんの無理をしない範囲でいいので、できるだけお散歩には連れてってほしいなあ。お散歩って、運動のためでもあるけど、犬の社会性を養うため、エネルギーやストレス発散のために必要なものでもありますから。人間だって、ずっと家のなかでひきこもりをしていたら、おかしくなってしまうでしょ。犬だって同じだと思います。うちは、朝晩30分は必ず。週末、時間があるときは、今の季節なら6時起きして、早朝ドッグランに連れて行ってます。楽しそうにお散歩していたり走っている様子を見ると、こっちもうれしくなってしまう・・・。無理しない範囲で楽しみながらお散歩ができるといいですよね。

ねこめさん
  • 2008年07月22日 21:30

はじめまして!
犬にもマンション向きな体質や性格があったんですね~
勉強になります。猫にもいろいろ性格があると聞いたので
是非猫バージョンの記事も読んでみたいです。

個人的なイメージでは、日本三毛は屋敷向きで、
毛が無くて静かといえばスフィンクスあたりがマンション向き
なのではないかと思いますが、どうでしょう???

guttanさん
  • 2008年07月22日 14:37

短毛のパグは抜け毛があって、ふわふわしているトイプーのほうが抜け毛がすくないなんて、知りませんでした!面白いです!

ハママツオさん
  • 2008年07月22日 14:02

ポメラニアンは吠えますね~
躾の問題なのかなとも思いましたが、そもそも吠える犬種なんですね。

おーぱさん
  • 2008年07月22日 13:54

うちはトイプードルとマルチーズのMIXを飼ってます。毛も抜けないし、においもほとんどしないので、とっても楽です。さらに、散歩もそれほど必要としないのも飼いやすいポイントだとおもいます。

comたろうさん
  • 2008年07月22日 10:55

親戚が戸建ての家でチワワ飼ってるけど、確かによく吠えますね。
それでいて人懐っこいもんだから、黒い服着ていったりすると季節によっては毛が大変なことに(笑)

私は猫派なんで犬種は全然詳しくないんですが、飼うなら短毛の子がいいなー。柴犬みたいな。
小型犬ってみんな毛が長かったりモコモコしてるイメージがあるんですが、どうなんでしょ。

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